セキセイインコが病気になったらとにかく保温が大切!【適切な温度とは】

インコの豆知識

インコが元気がなくてどこか具合が悪いのかも…ということがあったとき、まず最初にすることは保温です!

インコにとって保温をしっかりすることが命に左右されるほど大切と言われています。

初めてインコを飼い始めた人もインコが元気がなくなったとき、どう対応したらいいのか分からなくて焦るとおもいます。

そこで、今回は、病気になっても慌てずインコの看病ができるように保温について見ていきましょう!

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インコにとって保温することの大切さ

インコは寒いと体力が消耗してしまい、丈夫なインコでも弱ってしまったり、病気になる可能性があります。

インコは病気になると、体温が下がって食欲が低下して餌を食べなくなり、さらに体温が低下するという悪循環に陥ると言われています。

体調が悪い

じっとして動かなくなる

動かなくなることによってより寒くなる

食欲低下

食べないことによりエネルギー(熱)が発生しなくなる

体力消耗、体温低下

そして、食欲がなくなることによりさらに免疫力も低下して、治りも悪くなってしまうのです。

ぴーたん
ぴーたん

寒いだけでこんなにいろんなことに支障をきたすんだね!

保温をしないでいるとどんどんインコが弱っていってしまうということが目に見えてきます。

たった保温一つするかしないかによってこんなにもインコに影響を与えるものになるんですね!

まず保温をすることがインコにとって大切になります!

インコにとって適切な温度は何度?

寒そうにしている、弱っているようにみえる、病気をしているときは、とにかく保温が大切なのは分かりました。

では、実際に保温が必要になったとき、何度に設定するのがいいのか見ていきます。

インコはもともと南国に住んでいるので気温30℃以上の環境で生活しています。

しだからといってペットとして飼っているインコも同じように常に30℃以上に保っていなければならないというわけではありません。

インコは基本丈夫な鳥なので、寒がっていなければ保温はしなくてもよいとされています。

(保温をしないといっても人の使っているエアコンがついていることを除く)

日本の冬はエアコンをつけなければ10℃くらいになり、さすがに10℃はインコにとって寒いですね。

わが家のインコの室温(冬)

わが家のインコは冬場はだいたい18~20℃であれば、問題なく元気に過ごすことができています。

12月あたりまでは部屋のエアコンでこの温度を保っています。

真冬は朝起きるとケージの室温が16℃になっていることもありますが、なんとか寒がってはいないですが、15℃切るとさすがに寒がっています。

元気な時であれば20℃切っていても大丈夫そうです。

しかし、インコもそれぞれ個人差がありますので、うちのインコはこの温度でも平気でも、20℃ないと寒がるインコもいるので、インコの様子を見ながら調節しましょう。

寒がっている、病気をしているときの最低限の温度

いつもと同じ室温に保っているのに寒がっている、または、病気をしているかもしれない、これから病院に連れていく状況にあるときの温度はいつもよりもうんと温度をあげる必要があります。

保温が足りていない(寒がっている、弱っている)ときは、最低でも30℃は室温を保たなければなりません。

病院の先生にもそう教わっています。

寒がっているときは、寒がっているしぐさが見られなくなるまで、温度をあげることが必要です。

30℃でも寒がっていればさらに温度を上げる必要があります。

雛や老鳥の場合、成鳥よりも免疫力や体力がないため、40℃近く上げることもあるようです。

保温の方法

では、どれくらいの温度を必要とするのか分かったところで、次は実際の保温方法についてまとめてみました。

ぴーたん
ぴーたん

人間なら、たくさん洋服を着こんだり、布団にかぶったり、温かい飲み物を飲むことができるけど、ぼくたちは部屋の温度を上げてもらうことしか方法がないのだ。

直接風が当たらないようにする

隙間風はインコにとって大敵です。保温する以前に直接風が当たらないような工夫をしないと、いくら保温しても一定の温度に保ちにくいです。

風が直接当たらないようにする工夫
  • 廊下などのドアの開け閉めの多い通り道にケージを置かない
  • ケージは床から離す(温かい空気は上に流れ、冷たい空気は下にたまるため)
  • 窓の近くにケージを置かない(窓付近は冷気や隙間風がある)

家の中で飼っていても家の中のドアがあいていたり、窓を開けていたりすると風が入ってきます。

いつも元気なときであれば多少の風なら大丈夫ですが、弱っているときは風を受けないよう気をつけましょう。

保温をさらに強化する

風対策ができたら次は保温をさらに強化しましょう。

こんな感じでカバーをかけてあげるとケージ内で温まった空気を逃さずに一定の温度で保温することができます。

わが家ではこのビニールカバーを使っています。いろいろなサイズ展開があるので、どのケージにも合うものがあると思います。

外的環境に影響されずに保温の質を高めることができます。

ビニールカバーだけでも温度が変化しました。

〈カバーなし〉

16.7℃

〈カバーあり〉

18.6℃
ぴーたん
ぴーたん

ビニールカバーだけでも温度が変わるんだね!

ビニールではなく、ダンボールを使うのも同じような効果が得られるようです。ダンボールなら近くのスーパーでもらってくることもできるので、突然保温を要する必要があるときはその方法も有効ですね!

 

ヒーターを設置する

インコはもともと外で飼うことができるので一年中ヒーターを使わなくても元気に過ごすことができます。

しかし、体調が悪いときは保温のためにヒーターが必須アイテムになるでしょう。

インコが使っても安全なヒーターがいくつか売られています!

以前飼っていたインコにはこれを使っていました。保温するならこれ!というイメージがあります。

しかし、ヒーター自体のサイズが大きくケージ内に設置すると、場所をとるので、ケージのレイアウトも考える必要がありそうです。

現在のインコが実際に使っているものです。ケージの壁に取り付けるもので、ヒーターの形もケージの邪魔にならないスマートなつくりになっています。保温効果はとても暖かい!というほどではないですが、近くにいるとじんわり温かい程度の温かさです。

やけどの心配のない安全なヒーターです。止まり木付きですが、取り外しできます。


設置するとこんな感じにです。

ヒーター使っても温度がこれ以上上がらないときは

ケージをビニールカバーで覆った、ヒーターもとりつけた、だけどそれでもインコが寒そう。

これ以上どうしたらケージの温度を上げることができるのか。

私もその壁にぶつかりました。

もしかするとヒーター以上に保温効果が発揮できるものを見つけました!!

ペットボトル湯たんぽ

ペットボトルに50℃のお湯をいれてケージの近くにおくだけです!

これならなにも買い揃えることもなく、家にあるもので簡単に保温することができます。

500mlのペットボトルでも保温できますが、2Lのペットボトルのほうが体積も大きいので、保温効果も高く、温度も持続時間も伸びます。

わが家の保温状況を目安に例をあげます。

ケージカバー+ヒーターのみの温度

22~26℃

上記+ペットボトル湯たんぽ2L3本の温度

30~32℃

※ここではアクリルケースを使用

500mlのペットボトルだと1時間でぬるくなってしまいますが、2Lを3本使うと、3時間以上は温度を保つことができました。

あとはこまめに温度計みながら温度が下がってきたらお湯を入れ替えました。

ヒーターに加えて室温の温度を底上げでき、一定の温度を保てています!

ペットボトル湯たんぽはペットボトルをを介して暖かさが伝わるので、やけどなどの心配もありませんね!

ぴーたん
ぴーたん

ペットボトル湯たんぽ大活躍!

さいごに

インコにとって保温がいかに大切なのかということが分かりました。

寒そう、体調が悪い、元気がなさそう、病気のときはまず保温!

保温することがインコにとっての良薬になります!

病気や体調を崩す前にに準備をして、いつでも保温対策バッチリにしておきましょう!

保温がばっちりできても保温だけでは病気が治るわけではありません。

病院に行かずに保温だけで見過ごすことは危険なので、保温が必要な状況であれば、まず病院受診をして、原因がなにかを先生に診てもらいましょう。

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