羽咬症(うこうしょう)というインコの羽のトラブルを知っていますか?
私は病院に行くまでその言葉を知りませんでした。
似たような症状として、毛引き、自咬症と呼ばれるものもあります。
今回は、羽咬症についてみていきましょう!
羽咬症とは
羽咬症(うこうしょう)とは、自分で羽をかじってしまうことを指します。
自分でかじってしまうので、羽が根元からではなく、途中から折れていたり曲がっている羽がみられます。
わが家のインコぴーたんも羽咬症になったので、その時の症状を挙げます。
特徴として、羽以外は食欲も元気もあり、問題なさそうに見えるのです。
元気だから病院に連れて行かなくてもいいかなあ~と思いがちになりそうです。
羽のことについて調べていると、羽毛病(PBFD)という病気が似ているなと思いはじめて、悪化して手遅れなんてことになるのが怖いと思い、私の場合、すぐに病院に受診することにしました。
分かりやすいように実際に抜けた羽を載せます。
こんな羽がボロボロなのは見たことがなくて初めて目にしたときは驚きました。
これらの羽は根元からではなく、途中でかみちぎっているようです。
病院で先生に羽を広げて見せてくれましたが、根元は体についたままでした。
これらが当てはまる人はインコがなんらかの羽のトラブルを抱えていると考えられるでしょう。
羽をいじる原因
羽をかじったり、むしってしまう原因はいろいろあるようです。
大きく分けると2つに分類されています。
※これらはいつもお世話になっている病院の先生から教えていただきました!
感染症
インコがなんらかの感染症(皮膚炎や寄生虫など)にかかってしまった場合、かゆかったりして、羽をかじることがあるようです。
ストレス
多くの場合、このストレスが原因で羽をかじったりむしってしまうことがあるようです。
ストレスの中でも身体的なストレスと精神的なストレスがあります。
わが家のインコぴーたんはおそらく退屈によって羽咬症になってしまったと先生から言われました!
理由として思い当たったのは、あるおもちゃに対して発情がひどく、過度な発情によって病気になる恐れを心配したため、おもちゃをケージから外してしまったのです。
いつも遊んでいたおもちゃがなくなればそりゃー退屈になってしまいますよね。
やることがなくて退屈だから羽をいじったのだ!
良かれと思ってしたことが裏目にでてしまったのです。
実際に羽をかじって変な方向に生えているときの写真がこちら
大きい風切羽は数本しか残っていません。
そのため、飛ぶ時も高いところまで飛ぶことが出来なくなりました。
羽咬症の治し方
羽咬症は原因によっても治し方は違ってきます。
病気や感染症が原因であれば、根本となるものを改善するための治療が必要になるでしょう。
また、多く見られる原因の一つでストレスが原因になっている場合は、何がストレスとなっているのかを把握して、対策することが必要ですね!
わが家のインコはお気に入りのおもちゃを取られてしまったことが原因だったので、またおもちゃを元に戻すことにしました。
すると、過剰に毛づくろいをする様子も減りました!
抜けた羽はいつ生えてくるのか
原因を突き止めて、改善策を実行した、あとは羽が生えるのを待つだけになりますが、こちらとしては早く生え変わって綺麗になってほしいと思いますよね。
病院の先生によると、次の換羽期まではこのままの状態と言われました。
早く生えてきてくれ~!って気持ちが先走ってしまいますが、ここは静かに換羽期が来るまで待ちましょう。
一度羽をいじってしまうと癖になる
羽咬症だけでなく、毛引きも一度なると、癖になって治すのが難しいとも言われているようです。
そして、羽咬症、毛引きをそのままにして放っておくと、自咬症と言って自分の皮膚までもかじって出血するほどにまでなる危険があるとされています。
そんなにひどくなってしまう前にしっかり病院で診てもらって原因を突き止めるのがいいでしょう。
まとめ
羽咬症はどのインコにも起こる可能性がゼロじゃない症状です。環境の変化やストレスなどの日々の生活でもインコにとって負担がないか考えて世話していくことが大切ですね!
羽以外の症状がなくても、先延ばしにしたらもう羽をいじるのをやめることができなくなったなんてことがないように、「なんかいつもと違うな」と思ったらすぐに鳥専門の病院で診てもらいましょう!
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