インコを飼っている間で体重測定は必要なのか、必要だとしたらどれくらいの頻度で必要なのか、また簡単に測定する方法がないかなどの体重に関する疑問があると思います。
今回は体重管理について、必要性や測定方法についてまとめてみました。
- 体重測定の必要性について知りたい
- 体重測定方法を知りたい
- 体重測定の頻度を知りたい
- セキセイインコの適正体重について知りたい
インコの体重測定が必要な理由
体重なんて測らなくても問題ないのではと考える人や、そもそも体重を測ろうということさえ思いつかない人もいるでしょう。
あんな小さな体でもインコにとって体重の管理はとても大切です。
その理由についてみていきます。
病気の予防につながる
インコにとって体重の増えすぎは病気になるリスクがあがります。
野生のインコは食べ過ぎて肥満になるなんてことはないでしょう。(餌を探し求めて常に活動しているため)
しかし、家で飼われているインコはケージの中で十分な餌が与えられているので、動き回って探さなくても餌が食べられます。
つまり、動かないのに十分な餌がすぐあるということは、野生のインコよりも肥満になりやすい環境下にあるということを知っておく必要があります。
また、なぜ肥満が病気になりやすいのかというと、太りすぎると内臓に脂肪がついて本来の働きができなくなったり、心臓に負担がかかったりします。
体重が重くなり、足に負担がかかり、炎症を起こすということもあります。
肥満にならないようにするには、飼い主の手にかかっているので、予防できることです。
食事の量が適切なのか知ることができる
餌を毎日与えていても、その量がインコにとって適切なのかどうかを知るためには体重を測ることで知ることができます。
決めた量を毎日あげていて、体重が増え続けているのであれば与えすぎと分かります。
食べたい分だけあげればいいと思っていると肥満につながってしまうので、体重を見ながら餌の量は考えていく必要があります。
インコの健康状態を把握できる
体重を測ることによってインコが餌を食べているのかを把握する指標にもなります。
いつも通り同じ量の餌をあげているのに体重が減っている場合、食欲がなかったり、体調がよくないことが考えられます。
餌の量をみて判断するのもいいのですが、餌を下に落としてしまったり、殻付きの餌の場合、いまいち量がどれくらい減ったのか確実に把握することは難しいと思います。
そのため、一番分かりやすいのは体重なので、健康チェックのために体重測定は役に立ちます。
このように体重測定をすることはインコが健康に生活するために必要なことになります。
インコの体重測定方法
体重測定が大切だということが分かったら、次は測定の方法をみていきます。
測定方法はいくつかあります。そのインコにあった測定方法をしてみてください。
今回体重測定で使用するのは、料理で使用するようなキッチンスケールです。
方法①スケールの上に餌をおいてインコに乗ってもらう
スケールの上に餌を置いておくと自分からスケールの上に乗ってくれます。
この方法が一番簡単です。
方法②小さいケージの中にインコを入れて測る
どうしても自分ではスケールに乗ってくれないときは、小さいケージに入ってもらって体重を測りましょう。
ただし、ケージを含めた測定の場合、スケールの軽量範囲が小さいと測れないため、5㎏まで測れるスケールを使ったほうが余裕をもって測れます。
- 小さいケースの重さを測る
- ケースを乗せたまま0にリセットする
- インコをケージにいれた状態で測る
この手順でインコの体重が表示されます。
インコの体重測定の頻度は?
インコの体重測定はどれくらいの頻度で行うのがいいのか、決まりはないですが、いくつか状況によって測定するのがいいと思います。
毎日測定するのもいいですが、元気で健康なインコであれば毎日体重変化はしません。
どんなときに体重測定したらいいのかまとめてみました。
インコを飼い始めたとき
インコの飼い始めに体重測定することにより、そのインコのいつもの体重を知ることができます。
インコの体重が増えたのか減ったのか知るためにはいつもの体重を知っておくことが前提になりますので、インコを飼い始めたけど体重を一度も測ったことない人はぜひ体重を測ってみましょう!
新しい餌に切り替えている時期
新しい餌に切り替える時期はいつも食べていたものと違うため、インコによっては今までよりも食べが悪いこともあります。インコにとってその餌が合っているのか判断するためにも体重の変化で判断できます。
インコがあまり食べていないことに気づかないまま痩せてきてしまって元気がなくなってしまうということがないように新しい餌に変えるときには体重測定は毎日行いましょう。
餌の量が適切か判断したいとき
インコの一日の餌の量は大体体重の10%と言われていますが、必ずしもその計算に当てはめた量を与えなければならないというようには言い切れません。
私のインコは体重の10%の量では物足りないらしく、多めに入れています。
なぜそれが分かったのかというと、体重を測定していたからです。
量を増やしてみて体重が増え続けてしまうならば過剰摂取になりますが、体重を維持しているのであれば、その餌の量はインコにとって適切というようにとらえることができます。
飼い始めは特にどれくらいの量の餌が必要なのか把握しきれないところがあるので、毎日の体重測定が役に立ちます。
1週間に1回か1か月に1回
上記に挙げた内容に該当していなくても、定期的に体重測定はしたほうがいいと思います。
体重測定は家でできる健康チェックの一つです。
どれくらいの頻度でとは言い切れないですが、最近体重測ってないなと思いついたとき、測っています。
目安として1週間に1回か1か月に1回の頻度で測定するのがちょうどいいと思います。
いつもと様子が違って元気がなさそうな時
様子がいつもと違うときは体調が悪いサインかもしれません。
そんなときは体重を測ってみると、体重の変化が見られていることもあります。
また、食欲がないことにより、体重が減少することも考えられるため、心配になったら体重を測るのもいいでしょう。
セキセイインコの適正体重について知りたい
セキセイインコの平均体重は30~40gと言われています。
個体差があるのでこの体重が健康体重だとは決められません。
ちなみに私のインコは小柄なインコなようで、鳥の病院の先生には30gがちょうどいい体重であるといわれています。
体重管理について気になる人は鳥専門の病院で検診をしてもらう際に相談するのもいいでしょう。
そして、ある程度体重測定を続けてみて、数値の落ち着いたところがそのインコの健康な体重と考えるのもいいでしょう。
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