デッサンで綺麗な球体が描ける人は絵が上手い人と思っています。(笑)
それくらい球体って単純がゆえに描くのが難しいと感じます。
今回は立体的に描くためにはどんな工夫が必要なのか考えていきましょう。
影と陰
球体を描く前に今回出てくる影と陰について意味が違うのでその違いを説明します。
影は物を置いたときに地面に映る影のこと。
陰は物が光に当たったときに物にできる陰のことを指しています。
詳しくはこちらにまとめているので参考にどうぞ!
球体の立体感を表現するのに必要なことは?
立体感を出すためには人に教えてもらうのがいいのかもしれないですが、自分で考えて導き出すことも、経験が一つ一つの根拠になって身につきやすいのではと思います。
がんばって考えてみましょう!
とにかく影と陰のつけ方が大事になってくると思います。
影をつける
立体感を出すために必要不可欠な物は影です。
影があるだけでこれは立体なのかと思ってしまうのではないでしょうか。
下の画像を例に挙げると、四角が2つあります。左は机の上に紙があるというようにみえますが、右の四角には影をつけると四角いものが立っているように見えます。
人の目の錯覚って不思議だ。
同じ形なのに影があるだけでまったく違うように見えてしまいます。
これをうまく使って紙の上の円ではなく、起き上がった円に見せることができるのではと予想します。
イメージしてみるとこんな感じです!
どうでしょうか、影の入れ方はいまいちですが、影らしきものが入っただけで下の円は球体だと思い込んでしまいそうです!
つまり、球体を描くときは、地面に影を入れることでより球体を上手く表現できるでしょう!
“陰”の表現の仕方を工夫する
物が光を遮って地面にできる“影”とは別に、物自体に当たった光によってできた“陰”も表現の仕方によって球体にみえるかどうかが関係しているように思いました!
球体に陰のグラデーションをつけるために、線を重ねました。
その際、まっすぐと縦線と横線が十字になるように線を引いてみました。
するとどうでしょう、まったく球体には見えないですね。
ただ丸を黒く塗りつぶしただけに見えるね。
おそらく、円が球体にみえるようにするには、“陰”を入れる際の線の入れ方を工夫する必要があると思います。
イメージするなら、丸の中を直線の線を描くのではなく、紙風船のように球体をイメージして緩いカーブを描くことでうまく表現できるのではと思いました!😀
鉛筆のいろいろな表現を使う
球体にはデッサンで使う鉛筆のいろいろな描き方を使って描く絵だと思います。
同じ方向に線を重ねる
鉛筆を寝かせて塗りつぶす
線を交差させて色を濃くする
いろいろな方法がありますね!
このような方法を取り入れながら描いてみるとまた球体の表現の幅が広がると思いました。
今回の話を踏まえて描いてみると・・・
今回の考えを取り入れてみてから球体を描いてみると、こうなりました!
影とか少しざっくりしすぎてる感じですが、球体に見えるような気がします!
まとめ
球体を描くのは、いろいろな工夫を取り入れて出来上がるのだとおもいました。
私自身も練習の身です。もっとクオリティの高い球体が描けるように練習していきます。
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